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ごぼうかえるのTOKIの世界!
皆に元気を与えたい! 前向き楽しいブログを目指す(*^.^*) 口蓋裂の娘ちゃんと軽いADHD、軽いチック症状を持つ旦那と楽しくのんびりな日常をドールちゃん達が紹介する! 独自世界の幻想日本神話、自作小説書いています! 神と人形と人間と霊、そして『K』の季節感じる幻想データ世界TOKIの世界へようこそ! 和風SF日本神話の世界です( ´∀`)
TOKIの世界書シリーズイラスト!
小説家になろう(表紙絵、挿絵、キャラ絵紹介付き)
(長編)TOKIの世界書
http://ncode.syosetu.com/s3277c/

(長編②)TOKIの神秘録
https://ncode.syosetu.com/s0712f/c/


(短編)TOKIの庶民記
http://ncode.syosetu.com/s0371d/


星空文庫(表紙絵、キャラ絵紹介付き)
http://slib.net/a/8401/

で小説を書いております。

Kindle版
長編
幻想で和風なSF日本の神さま物語!TOKIの世界書全21巻200円

短編
幻想で和風なほのぼの日本の神さま物語!TOKIの庶民記全七巻100円

pixivはTOKIの世界書シリーズのカラーイラスト載せてます。
カラーなイラスト置き場

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テーマ:オリジナル小説 - ジャンル:小説・文学

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ハロウィンですなあ!

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短編
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ハロウィンだ!
買い物してたら商店街をハロウィンコスした保育園児、先生がお菓子もらいに回ってた癒し笑。娘ちゃんもハッピーに喜んでました!

ハロウィンイラストを描いてみた!
初です。
TOKIの世界書シリーズでなんか人気なミノさん。
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そして以前に載せたアヤを少しだけ加工。
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ほほ……。
なんだか満足。
小説は近々投稿しますねー!
よろしくね!

テーマ:アニメ・コミック - ジャンル:アニメ・コミック

流れ時…1ロスト・クロッカー8
ビビッ……ビビッ……
メガネの少女は止まった。
瞳に沢山の電子数字が通り抜ける。
黒い瞳が金色に近い黄色に輝いていた。
「あまの……みなぬし……」
メガネの少女はそうつぶやくとパソコンにもたれかかって寝てしまった。
静かに赤い文字が浮かび上がり点滅する……。
ビビッ……ビビッ……

─エラーが発生しました─

ビビッ……ビビッ……

※※


わあああ!と叫び声が聞こえる。
「何?」
アヤは周りを見回した。
まず目に入ったのは赤い夕陽。
そして沢山の人々がビルに押しかけている光景。
ここちよい風が三人の髪をなでる。
「ここ、さっき君と会った公園だ。雰囲気は違うけど。」
あの美しかった公園は暑苦しいばかりの銀色に変わっていた。
緑はまったくなく、地面にあったタイルは銀色のステンレスのようなものに変わっていた。
まわりには雑草の一本も生えておらず、ビルと銀色の地面を赤い夕陽が照らしていた。
「ここが……未来なのか?」
過去神は不安な顔をアヤに向けた。
「そうみたいね。」
人々は騒ぎ出している。
「偉大な福音さんの思想をなんだと思っているんだ!」
「自然を返して!」
「人間には自然が必要なんだ!」
「燃料を大切に使うべき!」
などと叫びながらビルに向かって何かを投げている。
どうやら大規模なデモ行進らしい。
「福音さんってあの自然共存派の福音さん?」
「そうじゃないかしら?」
「自然……共存派か……。」
三人がビルに向かって叫んでいる沢山の人々を眺めていると苦しそうな顔をしている今と身なりが変わっていない未来神をみつけた。
「やばい、俺がいる!ちょっと隠れてもいいか?」
「待て。」
過去神は鋭い声を出し、この時間軸にいる未来神の後ろ見るよう合図した。
二人が未来神の後ろへと目を持って行くと次の瞬間、驚きの表情になった。
「黒フード!」
黒いローブの男は未来神に声をかけた。
「話かけている。見つからないところへ隠れるぞ。」
「ええ。」
アヤと過去神は公園の門の前にある壁まで走って行った。
「はあ……怖いな。」
未来神も内心冷や汗をかきながら二人を追う。
門を出るとすぐビルがあり、その公園の外側の壁に未来神と黒ローブの男が立っていた。
三人は公園の内側の壁にしゃがみ込んだ。
会話がきれぎれだが聞こえてきた。
「君……か……?」
「そう……。……れ?」
「……は……だよ。」
「……が何の用……」
「忠告…………が時を……………」
「それは……戦争……って事……」
「いや……起こされる……」
「なんで……ことが?」
「これから……女の子が…………んだ。」
「……異種……」
「……アヤって………………で……なんだ。」
「アヤ!」
「知って……?…………歴史が変わった…………は……考えないと……。」
会話はそこで途絶えた。
アヤがそっと壁の向こうをのぞくと先程よりもつらそうな顔をしている未来神しかいなかった。
「アヤが……そんな……」
未来神はそうつぶやくとビルに向かって叫んでいる人々に背を向けるとどこかへ歩いて行ってしまった。
「私の事話していたわね。」
「そうだな。追うか?」
「そうしましょう。私達は会ってもなんの問題もないわけだし、未来神にはここで待っててもらって……。」
「ああ、じゃあ、俺はここにいる。」
とりあえず未来神を公園に置いて過去神とアヤはこの時代の未来神を追った。
すべてが銀で覆われている街を小走りに駆けた。
しばらく歩くと未来神の背中が見えた。
二人は息を飲むと話しかけた。
「あの……湯瀬プラズマさん。」
声を聞いた未来神は足を止め、つらそうな顔をこちらに向けるとうるんだ瞳で睨んだ。
「アヤ……なんでこの時代にいるのかわからないが、君が異種……。君が歴史を動かしたせいで六百年後俺は死ぬほどつらい思いをするんだ……。君がまさかそんな……異種だったなんて。」
「何を言っているの?異種ってさっきの人に言われたの?」
「ごめん。死んでくれ。君がここで現れてくれて良かったよ。ここで君を殺せばこの先の歴史が狂わず済む。」
このあいだのトラウマが蘇る。
未来神は二丁拳銃を取り出した。
二丁拳銃から目を離せないでいると過去神が素早く刀を抜き何かを撃ち落とした。
後からする銃声。
また……撃たれた……
過去神が弾を斬ってくれたおかげでアヤに怪我はなかった。
なんで?だから私が何をしたって言うの?
「過去神白金栄次……なんで彼女を守っているんだ。彼女は異種だぞ。」
「根拠がないだろう。」
「ちっ、君がいなかったらすぐにでも……。まあ、いい。どうせ、のちに現代神とアヤは来るんだ。その時始末する。今は何もしないで退いてあげる。だからさっさとこの時代からいなくなりな。」
未来神はそう言い捨てると背を向け、暗くなりかけている銀色の道を駆けて行った。
「ああ、ちょっと!」
アヤが追いかけようとしたら過去神に止められた。
「やめておけ。あいつを追うよりも黒いあいつを探したほうがいい。黒いあいつはなんだか知らんが情報通でお前の事も何か知っているようだ。」
「……そ、そうね。黒フードをみつけましょう。ありがとう。なんだかわかんないけど助かったわ。」
「ああ。あいつがあそこまで豹変するとはな。」
「異種って何かしら?」
「異種はな……劣化を始めた時の神の事を言うのだ。本来はな。」
過去神は着物を翻してもと来た道を歩み始めた。
「劣化をはじめた時神?」
アヤも過去神の後を追う。
「そうだ。時神の劣化が始まれば時の力がなくなっていくと同時に人の力が流れてくる。その間だけ歴史と時間の能力を両方持つことができるのだ。人の力で身体が満たされたら歳が逆流しその時の神は消滅する。その時の神が消滅したら新しい時の神が現れる。時神はそういう仕組みで動いているんだ。」
「そうなの……不老不死じゃなかったのね。話を戻すけど……私が劣化しているって事なの?私……死ぬの?」
「さあな。俺はお前が何をしていままで生きてきたのか知らないからわからん。そもそもお前は時の神なのか?」
「……違うわ。こないだまで普通の学生だったわよ。」
「そう……なのか。」
二人は先ほどの公園に戻ってきた。
未来神は怯えながら二人に向かって手を振っていた。
デモは先ほどとなんにも変らずに続いている。
「お前に襲われたぞ。」
「俺に?なんでだ?」
「私が異種なんだって。私、でも、こないだまで普通の学生だったのよ?」
アヤは複雑な顔を二人に向けた。
「うーん。よくわかんない。とりあえず、俺がおかしくなったのはあの男のせいだって事はわかったな。じゃあ、過去神がおかしくなったのはいつなんだ?それがわかれば、あの黒いやつ捕まえられるんじゃないか?」
「もう一度……あの辺の時代に戻りましょう。あの黒フードは急に消える事ができるみたいだし待ち伏せしないと捕まらないわよ。」
「そうするか。」
「ここじゃあ、時計を探すのが大変だから一度俺が生きている時代に戻ろう。」
未来神の提案により、三人は一度、二千三百年に戻り、そこからまたあの時計の中に入る事にした。
しかし……
「時計が……ない。」
「なんで?ここにあったじゃない!」
ここはさっき来たばかりの古代博物館。
目の前にあったはずの時計がなくなっていた。
「……。俺達の行動を読んで妨害しているやつがいる……。」
「……そうだわ。三千二百年に戻ったら現代神がいるかもしれない。私、現代神と未来へ行ったのよ。」
「いない確率が高いだろう。現代神は時を渡れる。つまりお前を探しているとすれば、一緒に池に落ちて今頃、源平の時代に飛んでいるだろう。」
「……思い出したよ。」
ふいに未来神が声を発した。
「なんだ?」
「ここには、もう一つ時計があったんだ。まだ公開されていない蔵に入っている時計が……。このフロアにないならまだ蔵の中にあるかもしれない。なんでしまわれているのかはわからないけど行ってみる価値はある。来て!いまなら警備の人も少ないから蔵に入れるよ。」
「あなた、なんでそんなに詳しいの?」
「俺、前、ここでバイトしてたんだ。」
「へえ。」
未来神に連れられ立ち入り禁止の黄色いテープをまたぎ、ひとつの扉の前に行きついた。
床はピカピカに磨かれたタイルが敷き詰められているのにこの扉は古臭い木の扉だった。
「本当に警備いないのね。」
「この時間は外に一人いるだけなんだ。ここはずっと変わらないね。」
そう言うと未来神は扉を開けた。
目の前に古びた和時計が現れた。
展示されていたあの時計にそっくりな時計だった。
「やっぱりあった!ずっとここに入りっぱなしなのか?この時計は……。」
未来神はふうとため息をつく。
「じゃあ……行くわよ。」
アヤは二人の手を掴むともう一つの手で時計を触った。
白い光が三人を包んだ。

テーマ:オリジナル小説 - ジャンル:小説・文学

変わり時…1交じる世界7
 駕籠に乗ったマナ達はクロノスがいるという例の村へ行く事にした。
 駕籠の中は快適だった。プラズマが言った通り電車のワンボックス席のようなシートがある。外からではそれがわからない。空間的におかしい気もしたがマナは気にするのをやめた。
 プラズマとマナはそのワンボックス席の椅子に座った。
 座った刹那、鶴が飛び立ち始めた。
 「では、いくよい!」
 ツルの一声で駕籠がふわりと浮いた。だが気持ち悪い感覚はなく、中からでは浮いているのかどうかもわからない。
 ツル達は高く飛び上がるとそのまま飛行を始めた。駕籠にはなぜか窓がついており、その窓から外の眺めを楽しめた。
 「なんだかわけがわからないけど外が見えるね。」
 「まあ、神々の関係ではわけわかんない事の方が多いよ。」
 マナが興味津々に窓から外を眺めている。飛行機に乗っているみたいなのに浮遊感がないのだ。不思議で仕方がない。
 プラズマはまたも興味が窓からの眺望に移ったマナに関心の目を向けた。
 「ああ、そうだ。クロノスについて少し調べておくか。しかし、はやいよなー……もう携帯電話の時代じゃないんだもんな。アヤが悪戦苦闘していた時代ではまだ携帯電話だったしな。ま、俺はもっと未来から来たけど。」
 プラズマはマナから目を離し、代わりにスマートフォンを取り出した。
 「スマホで神様の事が出てくるの?」
 マナが不思議そうに尋ねた。マナがいた世界では神のかの字も出てこない。
 「ん?まあ、ふつうの人間向けのやつにも出てくるが……俺は当然、神々向けの情報通信を見る。」
 プラズマは『天界通信本部ネット支部』と検索欄に入れるとその中の『ようこそ!外国神!』のコーナーを開いた。
 「このサイトは……?」
 マナがすかさずにプラズマのスマホ画面を見つめた。
 「これは日本に来た外国神を取材する記事だ。写真を見る限りだと田舎の野球少年って感じだな。」
 プラズマは今週の記事の中で『クロノス来日!』と書かれた記事を開いた。クロノスの写真も載っていた。野球帽に半袖短パンの子供が豊かな自然をバックに満面の笑みを浮かべている。
 パッと見て日本の子供にしか見えない。
 記事を読むと現在はリョウと名乗っていると書いてあった。
 「ふーん……。この子、過去、現代、未来の三方向からものが見られると。つまり、俺なんかよりももっと世界を見れているわけだ。これは期待だ。」
 プラズマはマナに向かってほほ笑んだ。
 次元が違いすぎる話にマナはどう反応すればいいかわからなかった。 


 しばらく静かに駕籠は飛んだ。窓からは一面の海が見える。潮風が流れカモメがどこかで鳴いている。ぽかぽかした太陽がなんだか眠気を誘った。
 「そろそろ着くよい!」
 ツルが声を上げた。ぼうっとしていたマナは驚いて半分腰を浮かせてしまった。
 「ははっ!あんたにとっちゃあわけわからん状態なのによくぼうっとできるな。」
 マナが飛び上がったのをプラズマが隣で楽しそうに見つめていた。
 「ちょ、ちょっと気持ちよくなっちゃって……うとうとと……。」
 マナも自分で自分の神経をさすがに疑った。やっぱり自分はだいぶんおかしいようだ。
 「ま、いいや。とりあえずそろそろ着くらしいぞ。」
 プラズマが心底楽しそうな顔をしながら地面が近づいてくるのを窓から見ていた。
 やがて駕籠は何の音もなく地面に着いた。どうなっているのかわからないが地面に着く感じも揺れる感じも何もなかった。
 「着いたよい!」
 ツルが元気よく声を上げた。それを合図にプラズマとマナは席を立った。
 外に出る。暑いほどの太陽がまずマナ達を照らした。辺りを見回すと右手に海が、そして左手に山々が堂々と立っていた。
 典型的な田舎である。近くに寂れた駅があり、券売機には蜘蛛の巣が張っている。
 「な、なんだかすごいところにきたね……。」
 マナが不安げな顔でプラズマを仰いだ。
 「まあ、いいじゃないか。俺は自然好きだぞ。虫は残念ながら嫌いだが。」
 プラズマは大きく伸びをしてツルに目配せをした。
 「よよい!もういいって事かよい?じゃ、またなんかあったら。」
 ツル達は軽く頭を下げるとさっさと飛び去って行った。なんだかさっぱりとしている神々の使いである。
 ツルが飛び去って行く水平線を眺めながらプラズマはため息をついた。
 「で、こっからどうやって探そうか……。」
 「あ……。」
 辺りは森に林にと自然豊かだが広すぎて検討がつかない。
 「とりあえずてきとうに……。」
 プラズマがてきとうに足を踏み出した刹那、近くにあった一本の木から男の子が降ってきた。
 虫取り網に半袖半パン、頭には野球キャップがついている。七、八歳くらいにしかみえない男の子だ。
 少年は写真で見たあのクロノスにそっくりだった。
 「あ、彼からわざわざ来てくれたよ。助かるぜ。」
 プラズマは別段驚く風でもなく笑みを浮かべながら少年を見つめた。
 「……ほんとにいたんだ……。」
 マナは不思議な雰囲気の男の子に目を見開いて驚いた。
 「……君が日本の時を守る時神未来神かな?」
 少年はプラズマを見て子供っぽい仕草で尋ねたが言葉はどこか大人びていた。
 「ああ。俺は時神未来神、湯瀬プラズマだ。あんたはクロノスか?」
 プラズマは日差しを手で覆いながら少年に会釈をした。
 「まあ、そうだね。クロノスだけど……今は日本に溶け込んでいるからリョウって呼んでほしいかな。なんでリョウなのかはね……。」
 クロノス、リョウはふてきな笑みを浮かべて言葉を切った。
 「なんとなくわかるが聞いてやるよ。」
 プラズマは子供だと思ったのかやたらと態度が横柄だった。
 「この物語を『了』できるからだよ。」
 リョウはクスクスと笑いながらプラズマを見上げた。
 「……なるほど……あんたは未来も見えるのか?ここにいる理由はわからないが俺達が来た理由はわかるだろう?」
 「まあね。君達は何をすればいいかわからないから来たんだよね?僕はここで過去も見た。プラズマ君、君の過去は簡単に見れるのだけどそこの女の子の過去はかなり不思議すぎる。この世界の子じゃないね?」
 リョウはマナの目を見ながら子供っぽい愛嬌ある顔で笑った。
 「ああ、おそらく伍から来ている。」
 プラズマはマナを一瞥してまたリョウに向き直った。
 「なるほど……。ところで世界はTOKIの世界と呼ばれているのを知っているかな?」
 リョウが試すようにプラズマを見上げた。プラズマはつまらなそうに首を横に振った。
 「いや。知らん。」
 「そう呼ばれているんだ。というかそうしたんだ。TOKIって文字はすべて線対称なんだ。Kは横にすると線対称だよね?つまり……この世界はけっこう単純だ。Tが『壱』と『陸』、『参』と『肆』を表していてOが『弐』の世界。……Kは飛ばしてIは『伍』の世界なんだよ。Kは横にしてTとO、そしてIを結んでいる者としている。……プラズマ君なら知っているかな?Kの存在を。」
 「ああ、まあ、そこそこはな。」
 プラズマは曖昧にごまかしていた。
 「けっこう恨みを買いやすいみたいだけどKは世界を結んでいるだけだからこの異変を解決する能力はない。マナちゃんだっけ?君は世界全体にとって異様で特例なんだ。君が望んだことのようだけど向こうのKが君をこちらへ呼んでしまったらしい。Kとしては君が伍の世界には不適格だと思ったようだね。だから君をこちらへ渡したんだ。」
 「は、はあ……。」
 マナはなんで名乗ってもいないのに自分の名前を知っているのかを聞きたかったが目の前にいる少年はおそらくそういう次元を通り越しているのだろうと思いなおした。
 なんだか雰囲気が異様なのでマナは気おされてなにも言葉が出てこなかった。
 「だけど君はこちらの世界をかなり疑っている。不思議な事、おかしなこと、すべてありえないと思っている。つまりKに初めてシステムエラーが出たって事だ。普通だったらこっちに来た段階でおかしいなんて思わない。Kの誰かがミスをしたか、あるいは……。」
 「意図的にマナをこちらへ入れたか……か?」
 プラズマの言葉にリョウは答えなかった。
 「まあ、とにかくこれはあんまりよろしくない結果を生むようだ。」
 リョウは腕を組んだまま、険しい顔をしていた。マナから無理やり過去と未来を盗み見ているようだ。
 「よろしくない結果って?なんだか怖いんだけど……。」
 怯えているマナにリョウは口角を上げて軽くほほ笑んだ。
 「見てみる?」
 「え……?」
 マナはリョウの顔を見て固まった。刹那、目の前が突然、渦を巻いて消えた。


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